感染者の受け入れや追跡は大丈夫か?

東京都の新型コロナ感染者が連日100人を超えている。
報道ではほとんど触れられていないその後の状況が気になるので調べてみた。

入院 346人
宿泊療養 108人
自宅療養 55人
入院・療養等調整中 203人
合計 712人
(7/4 20:00現在 東京都のホームページより)

となっている。
この日(7/4)の感染報告は131人。
前日(7/3)は124人だった。

入院の調整が追いついていない。

1つの区で多くの陽性者が出たりした様子だったが、これだけ増えてくると接触者の追跡が追いつかなくなるのではないかと思う。

川越市でも陽性者の報告があった。
埼玉県内の様子を見ると、都内陽性者との接触があるケースを検査しているように見受けられる。
市保健所の検査陽性者のカウントは増えていないため、新たに設置されたPCRセンターから民間検査機関のルートで確認されたようだ。

埼玉県内のその後状況も見てみる。

入院中 115人
宿泊療養 13人
自宅療養 20人
入院調整中 27人
合計 175人
(7/4現在 埼玉県のホームページより)

この日(7/4)の陽性報告は27人。

埼玉県は入院調整中まで含めて現在の患者数として表示しているが、東京都はそういった表示をしていない。

感染の広がりを検査で把握し、早期に治療や隔離、追跡に繋げる体制があらためて重要だと思う。

検査を抜本的に増やすのと同時に、受け入れる医療機関や宿泊施設の確保。追跡を担当する保健所の仕事を埼玉県内支える人員体制の増員は不可欠だろう。

「第2波に備える」という言い方をよく聞くが、第2波が来ようが来るまいが、風邪などの発熱が増える冬場には間違いなく検査が逼迫する状況になる。

急いで受け入れ体制を確立すべきだろう。

(画像は埼玉県の感染状況)